やられた。。。

スナップチャット SNAP は、もうブームが過ぎたものと思い、ボラが高いところで、決算前にコールスプレッドを売って、直後にプットのスプレッドも売ってなんちゃってアイアンコンドル状態に持ち込んだのですが。。

 

マーケットクローズ後の決算発表が意外と悪くなく、株価が20%増、スプレッドに食い込んでしまい、ドボンです。 明日落ちてくれないかなぁ。。トホホ

 

Happy Trading !!

 

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2019年1月成績

1月の成績は以下の通りでした。 

 

取引高もの凄い金額なのですが、

プラスマイナスよりも手数料の方が高いです。。トレードしすぎか。。

 

日本株: + 0.2万円

先物(日本):- 17.4万円

OP  (日本):+ 3.3万円

米国(全ての商品):-  2,700米ドル

 

目立ったプラス・マイナスは

 

プラス:マザース指数ショート、TOPIX PUT OPショート、USD/GBP GBPショート、ソニーADR

 

マイナス: TOPIXショート、TEVA空売り、RUTコールスプレッド売り、BBBY空売り

 

(なお長期保有分は上記に含みません。)

 

 

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山火事で電力会社が潰れる!? ④

さて、いつになったらイケる銘柄について説明するの?とDMを頂戴しちゃいました。

 

このカリフォルニアの混乱に関して、利回り銘柄が好きな方は CWEN Clear Way Energy が良いかと。15ドルを切っていると利回りが余裕で8%台半ばあります。

 

長期売電契約付きの発電資産を束ねて上場させたものは、前の記事のとおりいくつかありますが、この会社が一番経営陣の力量、資産の内容共に揃っていますし、新規案件を積み上げていく力も一番あります。

 

収入の20%以上を倒産したPG&Eに頼っていると言うのがリスクシナリオですが、これについては、全部消えてしまうリスクは相当低いと読んでいます。

 

これは業界人でないとあまりフォローされていないのですが、連邦エネルギー規制委員会(FERC)が、破産処理時にPPA(長期売電契約)のキャンセルや再交渉を狙う場合は、連邦政府として一定の裁量があるとはっきり意見を出し始めたことにあります。 つまり過去にサインした長期契約が今高く見えるからといって破棄されていては、安定的に発電所に投資する人が居なくなってしまうという健全性に関わってくるので、よほどの理由がない限りは大きく減額されたりすることは無いと考えています。 

前回のカリフォルニアの電力危機で倒産したときも簡単な契約の修正はありましたが価格の下方修正は原則ありませんでした。

 

破産手続き中で色々山場があるでしょうが、そこで売られた時は積み上げて行こうと思ってます。

 

ではでは、Happy Trading !!

 

 

 

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倒産しても株価がゼロにならない?? 

普通の考え方だと破産法を適用するような企業は万策尽きて破産するわけでエクィティ価値は、ゼロというのがほとんどですが、不振企業のリストラや投資のプロが多数居るアメリカでは日本では簡単に想像できない事が起きます。

 

先般記事に書いたカリフォルニアの電力会社PG&E(PCG)ですが、破産法適用の検討が報道されて株価は一気に6ドル前後まで下落したのですが、破産法の申請が近づくにつれ株価が上昇し、申請後には13ドルを超えるとんでもない状況になっています。

 

破産法が適用される場合は、普通株優先株ぐらいは完全にワイプアウト、債権も大幅な額面割れか大幅に希薄化されたワラント等に転換されればまだラッキーな方です。ところが、今回は最初の破産法適用の検討は苦し紛れの脅しであるとマーケットにとられたところで株価が大幅下落、DIPファイナンスを調達して本当に申請すると見えてきたところで株価がリカバリしています。 これは破産法を適用することでワラワラと出て来る火事の責任を問う訴訟を遮断することが出来る、リスクを限定できれば、止血できて、電力事業は手堅い、すなわち、キャッシュを稼げるという事を市場が読み取っていることを意味しています。

 

電力会社は沢山の負債を発行していますので、これを安くかき集めたファンドがその分配や会社の持ち分に化けることを狙って活発に動いています。ハイイールド債の破綻でも電力絡みは最終的に90%以上回収できるというデータもあるので、鉄板に近い投資シナリオではないかと思います。

 

でも、そもそも州法や州議会が送電線の所有者を火災のライアビリティから守らないという特異な状況を作りだした顛末は、DIPファイナンスの高利貸しのコストやこういったディストレス投資家の儲けを電気代を支払う州民に負担させているようなものです。 一見電力会社の責任を問う形で倒産させたかに見えますが、結局は州民負担で倒産ビジネスのプロを太らせているということで、政治のアホさを感じます。

Mr. Rebates

TSLA テスラ株について

テスラ社は、非常にセクシーな電気自動車を作る会社ですが、ZOZOの前澤氏と宇宙旅行のパフォーマンスをかました事でも知られているElon Musk氏が社長です。

 

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この社長、かなりブッとんでいて、Space Xというロケット打ち上げ会社も立ち上げていて起業家としては天才的に優れていますが、上場企業の経営者としては大失格の人物です。 カルト化していることもあって株価は常に自動車株としては説明のつかない水準にあり、カラ売りの対象になりがちなのですが、それに業を煮やしたマスク氏の有名なツイートでは非上場化の買収が決まったと大ヒンシュクの嘘を言って株価が上昇、その後証券取引委員会から罰金と会長職を降りるように命ぜられたりしてます。

 

また、ラジオのトークショーマリファナを吸ったりとかなにかやらかしてくれるのが常です。 さすがに証券取引委員会に怒られてからは減ってますが、それでも派手なIRでいつも株価が大きく上下します。

 

私は、350ドル前後に上昇したら必ずカラ売って次の問題発言やネガティブなニュースを待つというトレードを繰り返しやろうと思っているのですが、ついつい低い株価で売ってハマったりしてます。 本日も中国工場オープンのニュースで盛り上がっているところで、キャッシュ不足から人員削減のニュースが流れて大幅下落してくれたのですが、ついついカラ売りのせいで、あまり儲かっていません。

 

でも、これほどニュースで上下する株式はないので見ているだけでも楽しいかと。。

 

Happy Investing !

 

 

山火事で電力会社が潰れる!? ③

 

さて、PG&E(PCG)が倒産したときの長期売電契約への影響ですが、簡単な分析がすでにアップされていました。

How Much Exposure Do YieldCos Have To The PG&E Bankruptcy? | Seeking Alpha

 

いわゆる契約付き発電資産を保有する投資ビークルが上場していて、その収入のどれぐらいが、PG&Eからの収入か?ということになります。 各発電資産は発電量もしくは発電できる状態に維持されることで確実に契約相手の電力会社から収入が得られるので非常に安全な資産とされてきました。(ただし、発電所の契約は有限ですので、新しい案件を見つける能力がバリューの差にもなるのですが。)

 

一番比率が高いのが、CWEN(Clear Way Energy)で22%の収入が影響を受けます。他方、対キャッシュフローの配当性向が85%なので、配当が下げられる可能性が十分あると。同様に、AY、NEP、PEGI,TERPと分析されていますが、配当性向が低かったり、PG&E比率が低ければ、あまり影響を受けないとの分析。
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ここで一番面白いのは、売られ過ぎになったところでこれらの株式(もしくは持分)を買うのが良いと思います。 例えば、22%の収入が影響を受けると言っても全額無くなる訳ではなく、割高な部分が交渉の対象になるまでですので、インパクトは意外と大きくならないのではないかということです。

 

Happy Investing !!

 

 

山火事で電力会社が潰れる!? ②

ついに終焉の時が来ました。さきほど前日比28%下落したところでCircuit Breaker が入り、市場取引が小休止しました。

 

やはりPG&E(PCG)の破産法適用は本気ですね。今朝は百万株単位の投げ売りも入っているようです。

 

昨日メリルが主催した電話会議では、州当局も破産法適用を勧めているという状況なのでやはりこのまま破産法申請かと。前回倒産の時には普通株式の価値が完全には棄損されなかったので、おバカなトレーダーが買い向かっているようです。

 

ここで興味深いのは、この電力会社と長期売電契約がある会社群における収益の影響になろうかと。2001年のカリフォルニア電力危機の際の倒産では、長期契約は全て継承されましたが、今回は様相が違うというのが大方の見方で、他の電力会社や発電会社でカリフォルニアに進出している会社の株価は要チェックです。再生可能発電の長期売電契約は古ければ古いほど、建設コストが高く、売電契約も高いものになっており、現在の市場で買える電力価格に環境価値を加えて比較して契約の方が高い案件は再交渉されるというロジックです。 無論売られ過ぎという時に買うのがメインシナリオかとは思いますが。。

 

ではでは、Happy Trading!