山火事で電力会社が潰れる!? ③

 

さて、PG&E(PCG)が倒産したときの長期売電契約への影響ですが、簡単な分析がすでにアップされていました。

How Much Exposure Do YieldCos Have To The PG&E Bankruptcy? | Seeking Alpha

 

いわゆる契約付き発電資産を保有する投資ビークルが上場していて、その収入のどれぐらいが、PG&Eからの収入か?ということになります。 各発電資産は発電量もしくは発電できる状態に維持されることで確実に契約相手の電力会社から収入が得られるので非常に安全な資産とされてきました。(ただし、発電所の契約は有限ですので、新しい案件を見つける能力がバリューの差にもなるのですが。)

 

一番比率が高いのが、CWEN(Clear Way Energy)で22%の収入が影響を受けます。他方、対キャッシュフローの配当性向が85%なので、配当が下げられる可能性が十分あると。同様に、AY、NEP、PEGI,TERPと分析されていますが、配当性向が低かったり、PG&E比率が低ければ、あまり影響を受けないとの分析。
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ここで一番面白いのは、売られ過ぎになったところでこれらの株式(もしくは持分)を買うのが良いと思います。 例えば、22%の収入が影響を受けると言っても全額無くなる訳ではなく、割高な部分が交渉の対象になるまでですので、インパクトは意外と大きくならないのではないかということです。

 

Happy Investing !!