山火事で電力会社が潰れる!?

先週からの話題は何と言ってもカリフォルニア州北部の電力会社PG&E(PCG)が破産法を申請するかしないかという話でした。

 

週末、DIPファイナンスの組成が始まっているとかCEOが辞任するとかメッセージがビンビン出始めて、今朝は会社のニュースリリースでも破産法申請が正式アナウンスされましたが、株価は50%しか落ちていません。

 

カリフォルニア州は消費者の感情に過度に配慮されるため、山火事の大元が送電線から出た火花である可能性が濃厚として責任を取らせようという流れですが、全米では異例としかいいようがありません。 通常であれば、州庫から低利のファイナンスが提供されたり相当な割合が消費者負担となるのですが、ガスパイプラインの事故や原子力発電所でのチョンボ等、問題が多かった電力会社なので州議会がなかなか緊急融資等に踏み切る法案を提出できないでいるのではないかと。

 

山を越える送電線を維持保有する人が居なくなってしまう事が心配になりますね。。なので、今日になって会社が破産法申請すると言ってもブラフだと思って株は売り一辺倒にならないという不思議な現象が起きています。

 

売るも買うもなかなか興味深い展開です。 Happy Trading!